こんにちは、Momoko (@momokomonica) です。
急激に環境が変化していく今、私たちができることはなんでしょうか？
検索ブラウザ「Ecosia」を使いはじめることは、１つの答えとなるでしょう。
2019年8月にアマゾンで起きた世界の約3分の1の森林が燃えてしまった大規模な山火事のニュースが記憶に新しい方も多いはず。
世界中から注目が高まり1000%超えのインストール数を誇った無料検索エンジンアプリ、「Ecosia」。
また、鎮火して間もなくEcosiaはアマゾンに300万本を植林をすることを発表しました。
実は ＜検索エンジンのインストール数＞と＜植林活動＞には深い関係があるんです...！
当記事では、検索エンジン「Ecosia」がおこなう収益の仕組みや信頼性をご紹介したいと思います。
当記事はこんなかたにおすすめ
- 「Ecosia」の仕組みや使い方が知りたい
- エコ＆自然保護活動に関心がある
- GoogleやYahooの広告量が多いと感じる
- 新しい検索エンジンに興味のある
▷ Ecosiaって何？
すこし前に友人から教えてもらったベルリン発の検索エンジン「Ecosia」。
なんとEcosiaで約45回の検索ごとに、世界のどこかに1本の木が植えられるんです！
現在はGoogle Chromeの拡張機能、Apple Store、 Google Playからダウンロード可能。
ちなみに、Ecosiaの検索エンジンは無料インストールです。
課金したり寄付をすることはありません。ただ＜Ecosiaをつかって調べる＞だけなんです！
その気軽さもあり、サービスを開始した2009年から10年が経った今、全世界の利用ユーザー数は800万人超え！
▷ Ecosiaはどうやって収益を得ているの？
Goodle ChromeやYahooといった大手と同様、Ecosiaも検索時にでてくる有料広告から利益を得ています。
しかもEcosiaのすごいところは、＜利益の80%＞ を植林活動に使っていること！
たとえば「 プログラミング 」とEcosiaで調べた時に表示される有料広告をクリックすると、有料広告を依頼した企業が支払う広告料の80%を植林につかっています。
Ecosiaはいま検索エンジンのみで収益を得ていますが、今後ブラウザ、データやクラウトサービスなどGoodleが提供しているようなサービスをつくれば、世界が必要としている数の木々を植えることが可能となる日も来るかもしれません。
▷ Ecosiaは本当に木を植えているの?
Ecosiaが2019年に入って植えた数は6,500万本と公表しています。
まだまだ800万人のユーザーしかいない企業の実績としては信じがたい本数！(ちなみにgoogleのユーザーは2億人です。)
しかし、「Ecosiaが本当に”植林している”のか、”植林のためのお金をどのように使っているのか”」気になりませんか？
その証拠は、Ecosiaの財務報告とEcosiaが運営するブログから裏づけられています！
では、さっそくEcosiaが毎月公開している財務報告から見てみましょう。
1. Ecosiaの財務報告をチェック！
引用元：https://blog.ecosia.org/content/images/2019/10/Financial-Report-Sep19_english@2x.png
過去3年の財務報告をみても、全体収益の80％を自然保護 (植林、既存の木の保存、認知拡大) に毎月費やしています。
たとえば2019年9月の財務報告の場合、
€2039,303 - (725,736 + 124,848) =€1188,719 (総収入-(運営費 + PR費) = 営業利益)
€947,488/€1188,719 = .7969 もしくは 79.69% (植林に費やした額/営業利益 = 植林に費やした額の％)
利益の約80%を自然保護に使っていました！
2. Ecosiaの植林プロジェクト
Ecosiaが運営している植林プロジェクトのブログ「tree projects blog」から、Ecosiaがサポートする植林活動の様子を見ることができます。
このブログをみていれば、Ecosiaが得た利益がどのように自然保護活動に使われているのかわかります。
Ecosiaが現在植林プロジェクトの支援している国 :
- タンザニア
- モロッコ
- インドネシア
- エチオピア
- マダガスカル
- ブラジル
情報引用元：「tree projects blog」
▷ Ecosiaの使いやすさを徹底検証！
調べてみたのは以下の3点：
- 翻訳機能
- Ecosia のマップ機能
- 広告数
世界で一番多いユーザーを誇るGoogle ChromeとEcosiaの比較を行いたいとおもいます。
1. 翻訳機能
私がGoogleでよく使う機能の一つに翻訳があります。
たとえば「プログラミング 英語」と検索すると、わざわざリンクに飛ばなくても検索ページで知りたい情報を入手できます。↑
この便利な機能は、まだEcosiaで使えません。↓
2. Ecosiaのマップ機能
Ecosiaのマップを表示しようとすると、BingもしくはGoogle Mapのどちらかを選択します。
大量の情報＆労力が必要となるマップ機能の開発をせずに、すでに素晴らしい他企業のサービスの力を借りる潔ぎのよさ！
ユーザーはフラストレーションがたまらずに利用できます。
リダイレクトの時間もさほど長くありません！
3. 広告の数
いまやGoogleを使わない日がないほど、生活とは切り離せない存在。
Googleのおかげで生活がとっても快適になったのは、言うまでもないでしょう！
しかし、よく目にする有料広告にうんざりしているかたも多いはず。
GoogleとEcosiaで、同じキーワードを検索した後に表示される広告を比較してみましょう。
Google上で「プログラミング」の検索画面に表示された広告数：4つ
お気づきですか？
検索後の全てのリンクが有料広告であることを！
オーガニックな検索結果を見るには、スクロールする必要があります。。。
一方、Ecosiaでは…
Ecosia上で「プログラミング」の検索画面に表示された広告数：0
まさかのゼロ！1つも表示されないのは驚きです。
試しに他のキーワードもいくつか検索しましたが、検索画面上で有料広告は1つも表示されませんでした。
▷ Ecosia をより使いやすく！2つの裏ワザをご紹介！
1. Google Chrome上でもEcosiaが使える
実は、Google ChromeからEcosiaを利用できるんです。
調べるものによってGoogle ChromeとEcosiaを使い分けられるので、両方使ってみたい場合にオススメ！
macOS 10.13以前のMacではEcosiaのアプリをインストールできないので、Google Chromeから利用するのも1つの手段としていいかも。
＜Google Chrome上でEcosiaを利用する（外部リンク）＞
2. 簡単ショートカットキーをマスターしよう！
「調べたいキーワード ＃g」と検索するとGoogleで調べることができるんです！！
他にも便利なショートカット機能がたくさん！
- #fb → Facebook search
- #yt → YouTube
もっと多くのショートカットを知りたい場合は、Ecosiaのサポートページ（外部リンク）をチェック！
▷ Ecosiaの使い方・インストール方法
- [Mac用] App Store ※macOS 10.13以降からインストール可能
2. [iPhone] App Store
3.[Android] Google Play
▷ 元の検索エンジンが恋しい？ Ecosiaの拡張機能をアンインストールする方法
Ecosiaは自然に貢献できる素晴らしい検索エンジンですが、Googleの利便性や日本語の検索結果を見てもまだまだ課題があるといえるでしょう。
「やっぱり元の検索エンジンを使いたい」という場合、アンインストール方法はとても簡単！
Google Chrome から Ecosia の拡張機能をアンインストールする方法：
-
-
- Google Chromeを起動したら、ウィンドウ右上のメニューボタンをクリック。
- 「その他のツール」をクリック
- 「拡張機能」をクリック
- Ecosiaを探して、「無効にする」もしくは「Chromeから削除する / アンインストール」を選んで完了！
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▷ まとめ
検索を通して植えられた木の本数がリアルタイムで増えていくホーム画面や、Ecosiaが毎月ユーザーに見せている植木数レポートを通して、実際に自然保護活動にコミットする＜やりがい＞も実感できます。
ぜひ気になったかたは、Ecosiaを使ってみてくださいね！
当記事が参考になれば嬉しいです！
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「Momoko Monicaってどんな人？」なんて事も丸わかりです。笑
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